国際法教育ワークショップ①『国際法教育を考える―誰に、何を、どうやって』
国際法教育ワークショップ①『国際法教育を考える―誰に、何を、どうやって』

国際法教育ワークショップ①『国際法教育を考える―誰に、何を、どうやって』

国際法教育ワークショップ① 『国際法教育を考える―誰に、何を、どうやって』

 グローバル化が進む今日、国際法教育は転換期を迎えています。これまで国際法は、国家を基本単位とすることから、外交官や国際機関職員、学者といった一部の専門家によって用いられてきました。しかし現在では、国境を越えて行われる経済活動や人の移動、そして環境問題の深刻化などに伴い、国内法曹や地方公共団体を含む行政職員、ビジネス関係者、市民社会など、多様な立場で働く人々にとっても当たり前に使われています。この現代社会を取り巻く現象は、国際法教育がこれまで前提にしてきた「学ぶ人」・「教えるべき内容」・「教えるための材料」に再考を迫っています。このようなダイナミックな変化のなかで、私たち若手研究者(early career researchers)は、経験が浅いために手探りで教育を試みなければならない状態にあります。

 以上の背景を踏まえて、このワークショップでは、若手研究者が『国際法教育を考える』ための出発点として、大学講義で「誰に」・「何を」・「どうやって」教えるのかについて、改めてブレインストーミングを行います。参加者の方々には、事前にWEB上で答えていただいたアンケートをもとに、日ごろ気になること(教材の選び方や使い方、授業構成、受講者の進路など)をディスカッションします。未来の国際法教育を背負う若手研究者のみなさん、これから出会う学生たちのために、「より良い国際法教育とは何か?」を一緒に考えていきましょう。(ワークショップ後には懇親会を予定しています)

日時:2019年5月18日(土)15:00-18:00(開場14時半頃)

会場:東京大学本郷総合棟(法学政治学系総合教育棟)204号室

※建物南側(赤門寄り)の入り口からご入館ください。

開催記録

 国際法教育者に対する事前のアンケート調査を踏まえ、実際の授業でどのような学生に教えてい るか、どのような内容を教えているか、どのような手法を用いて教えているかなど、国際法教育の 実態を把握するためのワークショップを開催した。

image
image
「国際法教育を考える」5月18日PPT.pdf942.1KB