国際法教育カフェ⑤
国際法教育とわたしーー教材編者に聞く②
国際法教育カフェ⑤
国際法教育とわたしーー教材編者に聞く②

国際法教育カフェ⑤ 国際法教育とわたしーー教材編者に聞く②

国際法教育カフェ⑤ 国際法教育とわたしーー教材編者に聞く②

国際法は世代を超えて受け継がれていく。若手教員が後進に教えていくにあたって、先輩教員たちがどのような経験をしてきたかを聞いてみたい。でも世代の壁は意外と高いもの。「緩やかに交流できる "カフェ" のような雰囲気があればいいのに…。」

そのような声に応える「国際法教育カフェ」では、ゲストの先輩教員からざっくばらんに話していただき、若手も交えて意見交換する時間を持っていきます。

2023年度度の国際法教育カフェでは、ゲストの岩月先生・小林先生・小坂田先生からのお話をもとに、学部ゼミと模擬裁判、教材作成などに関して語り合いました。2024年度からは、新シリーズ「国際法教育とわたしーー教材編者に聞く」として、昨年度よりも上の世代の先生で、教科書などのご執筆経験をお持ちの方から、学生時代の教育・教材の様子や教科書の執筆体験などを伺っていきます。新シリーズ初回は放送大学の柳原正治先生からお話を伺いましたが(当日の様子はこちらからご覧いただけます)、今回は立命館大学の薬師寺公夫先生を囲んで行います。

  • ゲスト:薬師寺公夫先生(立命館大学)
  • 日時:2024年12月7日(土)10時30分~12時(※会場により、開始時間が遅くなる可能性があります)
  • テーマ:「国際法教育とわたしーー教材編者に聞く②」
  • 場所:京都大学総合研究2号館(法科大学院棟)2階公共第2RPGルーム
  • 形式:対面(参加登録された方に詳細をお送りします)
  • 登録: こちらからお願いします

※ このイベントは、「国際法教育の比較研究と若手教育者の能力育成―分野・国境・世代を超えるコラボレーション―」(公益財団法人 末延財団「比較法・外国法研究教育プロジェクト助成」から支援を受けています。

開催記録

今回は薬師寺先生に、主に①学生時代の先生のご経験、②国際法の講義につき、お話をお伺いしました。

①では特に大学で開催されていた研究会につき、研究内容や当時の雰囲気などお話くださいました。②では、主にAPUやロースクールでの講義について、講義だけでなくグループディスカッションを取り入れたことや、学生のニーズにどのように応えるかをお話いただきました。また、研究会をもとに教科書の執筆が始まった経緯や、執筆・編集過程での議論の内容なども語ってくださいました。

質疑応答では、法学部以外の学生に国際法を教える際の工夫や、薬師寺先生がこれまでで印象に残っている事例などにつき質問がなされ、それぞれご回答いただきました。

当時と現在の違いを感じつつも国際法研究として変わらない点を再認識し、教育のニーズが多様化する中で、薬師寺先生のご経験から多くを学ばせていただいた会となりました。

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